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ハリセンボン類のアニサキス駆虫

【ハリセンボンの駆虫治療】

今回はカリブ海のストライプドバールフィッシュですが、線虫(寄生虫)が眼球へ移行したので、水産用の駆虫薬で治療を始めます。
内服薬ですので、今回は生エビをすり鉢で粗くミンチにし、それに混ぜ込んで与えています。

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アニサキス等は、通常宿主が生存している間は内臓に宿り、宿主が死ぬと筋肉へ移行しますが、一部の線虫は宿主と共生中にも関わらず、皮下や眼球へ潜伏、成長してしまいます。

特にハリセンボン、イシガキフグなどは野生下で多くの個体が宿主となっており、本来は飼育開始時に駆虫すべきかもしれません。
(※ウツボの皮下にも良く見られます)

所見としては、
今回の様に目に見えるケースもありますが、

「餌を食べても太らない」
「肌が荒れる、もしくは艶が無くなる、黒化する」
「痩せ細る」

など、症状が現れてきた場合は、宿主が劣勢…治療すべきでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
5/7 追記)
投薬開始後、半月経過した様子(写真)

線虫の死骸が小さくなり眼球の濁りが消えてきています。死骸が完全に処理吸収されれば元の透明ではっきりした瞳に戻ります。全身の駆虫ですので水槽飼育下では生の魚肉等を与えない限り再発の心配はございません。

注)投薬期間は連続5日間です

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